華麗に転職でステップアップ!

転職は大変だけど、ステップアップのチャンスでもある!

クライアントからの引き抜き

大学で情報工学を専攻して、その強みを利用して就職しようとしました。ただ就職氷河期に遭遇し、希望の大手の電気メ-カー数社を受験したものの全てダメでした。その為に中小のIT関連の会社に就職しました。その会社ではゲームソフトのプログラムを作成するのが主業務で、いわゆるプログラマーをしていました。プログラマーといえば格好が良いですが、いわゆるIT土方という業種で、体力勝負の業務を5年ほど続けておりました。

時間をかけて作成したソフトをクライアントにOKをもらうまで、半年ほどは異様な勤務を続ける生活は若い間しか出来ません。転職先の会社は、同じ業界に中での転職でした。クライアントのなかでやり取りしている会社から引き抜きの形で転職することが出来ました。仕事でやり取りしている間に、先方のプランナーの方に気に入られてのことでした。

転職先の会社は、同じ業界のクライアントの会社でした。いわゆる引き抜きの形で転職しましたが、面接試験はきちんとありました。筆記試験と面接試験があって、筆記試験の方にはIT関係のプログラムのことが取り上げられていましたが、それは難なくクリアしました。

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ただ他に一般常識問題も出題されていて「えっ、そんなことは聞いていない」と一時慌てました。引き抜き転職なので、特にフォーマットはなく、一般入社試験問題を転用したとのことでした。面接自体は転職希望の会社で「何をしてくれるのか?」と役員に聞かれて、少し返事に窮してしまいました。

実際は、クライアントとしてIT関係のベンチャ-会社を上手く使って生産性を上げることが正しい答えなのですが、感覚的にはオファーをいただいたから来たという感じがあったから、慌ててしまいました。

大きい会社というのは、形を大切にするし、意思疎通もトップから管理職まで徹底しているかというとそうではないと思いました。私に声をかけてくれた管理職の部長は「君に来てほしい。転職の為の試験は、形だけだから来てくれるだけでよい。」「君に期待しているのは、ITベンチュアを上手く使って、コストの削減と日程の圧縮を進めてほしい」ということでした。

転職してからの仕事は、実際に言われた通りで、すぐに部長のイメージしている作業をすることになりました。そういうつもりで面接にも臨んだので、途中で軌道修正するのに困りました。クライアント会社で何をしたいと思っているのか、学生時代は何を学んだのか、なぜ前の会社を辞めることになったのか、を聞かれて「それ、聞く?」と思いつつ、何とか誠実な対応をすることで乗り切ることが出来ました。小さい会社での社会人経験しかなかったので、大きな会社というのは、面白いなあと思いました。

一生懸命仕事をすることで、それが仕事のアウトプットに現れるのは当然のことです。前職のITベンチュア企業においても転職先のクライアント系の会社でも成果が目に見えるのがプログラム関係の仕事の特徴ではあります。ただ、前職の場合は、それが当たり前であまり気にしていませんでしたが、転職後は行った業務に対してそれなりの評価がされることが当たり前になりました。

そうなると、自己満足だけでなく会社として評価されるので、勤労意欲が大きく上がるのを強く感じました。前職では、会社としてはそういう対応をしてくれないので、いわゆる闇の仕事人のような気持ちで仕事をしていました。人間関係的には、転職する前の方が濃いような感じがしています。

転職後は、管理する人、指示で動く人がきっちりと種分けされていて、滑らかに仕事は進みますが、人間関係は。わりと希薄な感じがしています。それと、一番変わったのが、給与でした。前職では年収500万円程度でしたが、転職してからは700万円程度になり、車を買い替えることが出来ました。