建設関連の仕事をしていましたが、一度海外で語学の勉強をしながら、働いてみたいという気持ちが強くなり、海外に出る決断をしました。2年ほどワーキングホリデーを利用して海外で暮らしていたのですが、そこで出会った人々の働き方や生き方を見ていて、日本人の労働に対する価値観に疑問を持ち、自身の今後のキャリアと働き方を考えるようになりました。
帰国後、元のように建設関連の会社で同じような環境で働いていくのか、それとも違う職種に就くのか迷いました。ティーネットジャパンやニュージェックなどの転職先はどうかと色々と考えましたが、結局後者を選ぶに至りました。海外での経験を生かせるような仕事を探して、現在ではこれまでとは全く違って形で働いています。
何社か法人の面接を受けさせてもらえましたが、最初に受けた法人は、自分のこれまでの経験(海外)をしっかりと生かせそうであり、マッチングの可能性も十分にあると踏んで面接に挑みました。そのため、法人の下調べなどを十分に行わず、同じような業種の他法人との比較などもせずに面接を受けたため、「当社を選んだ理由は?」という採用担当の方の理由に明確に答えられず、あまり良い印象を残せなかったようで、結果的に落ちるという経験をしました。
以降はしっかりと法人のリサーチをし、HPを隅から隅まで読み込み、法人毎の強みおよび、理念なども覚えた上で面接に挑むようにしました。主力商品などについても店舗でリサーチして現場の様子についての質問にも即座に答えられるように備えました。その結果、その後受けた3社からはすべて内定がもらえ、比較検討しながら転職先を選ぶことができました。
このご時世なので、基本的にはどこの企業もWEB上でのオンライン面接を実施してくれることがほとんどですが、これまで面接をオンラインで実施することはなかったため、少し新鮮な感覚でした。首から上しか映らないにも関わらず、面接時にはスーツを着用してくださいと、ある法人からは言われました。
その際に、ちゃんと全身スーツであるか確認するためにパソコンの前に起立して、全身を移すように指示されたこともあります。先方の採用担当の方はラフな格好でしたが。また、オンライン面接でも良いが、できれば直接法人を訪問して直に面接を受けてほしいと言われることもありました。
オンライン面接ではわからない「人柄」や「雰囲気」などを総合的に見たかったとも言われました。後は面接中に担当者同士が世間話を始めてしまって、あまりこちらに対する質問がされなかったこともあります。のちに聞くと、採用することをほぼ決めていたから、聞くことがなくなってしまったとのことでした。
まず、働く環境が大きく変わりました。職場の雰囲気・環境はそこで働く人に大きく左右されるなと思うようになりました。これまでは、病院という少し堅苦しい雰囲気の中で働いていたので、働く人もそれなりに真面目でルールを重んじるタイプの人間が多かったため、仕事中に笑い話をするなんてことはなかったです。
現在はみんな、本当に楽しそうに仕事をしていて、職場の雰囲気も明るいです。海外の現場でもそうでしたが、あくまで仕事は生きるためのツールであって、仕事によって自身の生活が切迫されるのは間違っているという考えを持つ人が多いように思います。現在の職場もそういう人たちが多いです。
ですが、手を抜いて仕事をするという意味ではなく、仕事も生活の一部として楽しむというスタンスだと思います。残業もほとんどなく、土日も休みなので自分の時間もしっかり持てています。キャリアチェンジをして本当に良かったと思っています。有給も規定通り取ることができ、プライベートも充実した生活を送れています。